気圧の変化と体調不良

気圧の変化と体調不良

気圧の変化と体の不調には密接な関係があります。

 

雨の降る前に、膝が疼くとか頭が痛いなどの症状が出たり、周りの人から聞いたことがあると思います。
実際、梅雨時期に体調の不調を感じ、梅雨の間常に体調が悪いと感じる方もいらっしゃいます。
ある調査で20代~60代の女性930名を対象に梅雨時期に感じる不調を調べたところ(複数回答可)何らかの不調を感じていました。
1位 だるさ 30.2%
2位 肩こり 22.6%
3位 冷え  18.8%
その他、喘息やひざの痛み・頭痛などもあげられています。

 

これらの症状は、気圧の変化が自律神経に影響を及ぼしているために諸々の不調を招くとされています。

 

自律神経は高気圧では交感神経が活発になり、血圧や心拍数が上がって活動的になり、低気圧では副交感神経が優位となると言われています。
低気圧の時には大気中の酸素が薄くなって、体内の酸素量が減少するため毛細血管が膨張し、副交感神経優位の状態になります。
そして、エネルギーの消費を抑え、呼吸や脈が緩やかになります。
このため、ヤル気が出ずになんとなくだるさを感じるのです。

 

毛細血管が膨張するので、頭重感や偏頭痛なども起こりやすく、喘息の場合では気管支の血管が膨張して喘息発作が誘発されます。

 

では、なぜ男性よりも女性のほうが気圧の変化に影響されやすいのでしょう。
それはホルモンの分泌にあります。
男性は思春期以降のホルモン分泌は一定なのですが、女性は月経があるために常に変化しています。
ホルモン分泌をコントロールしているのが脳にある下垂体です。
そして、そこに指令を出しているのが自律神経をコントロールしている視床下部なのです。つまり、自律神経とホルモンバランスは密接な関係にあるのです。

 

普段から、アロマトリートメントマッサージで自律神経の乱れを整えておくことで梅雨時の不調を解消させることができるのですよ。